mixiチェック モペッ・サンクチュアリ・ネットワーク: 11月 2010

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2010年11月16日火曜日

豊丘川にサケが遡上しています(11/14)

上流部で産廃処理施設の建設がはじまっている豊丘川(モベツ川支流)に
サケが遡上しているという情報が届きました。
モベツ川周辺地図(Google航空図)→Googleドキュメントにリンク

(以下、届いた情報です)
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ここ数日、豊丘川に、
サケが遡上している様子を観察することができています。






写真は、11月11日付けです。

なお、14日(日)の15時半過ぎにも遡上中の個体を確認しました。
この近辺には、普通にシカが出没し、おそらくこの川の水も飲んでいます。
そのシカ肉も人間が食べたりします。
そして、遡上するサケを、鳥類(カラス、トビが主体)が狙って待ち構えています。

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(2010.11.19 モベツ川周辺地図のリンク先を追加しました)

2010年11月15日月曜日

CBD-COP10 開催国日本の開発行為に対するNGO 共同宣言

CBD-COP10会場にて、JUCON(「美ら海・沖縄に基地はいらない!」キャンペーン)が呼びかけていました『CBD-COP10開催国・日本の開発行為に対するNGO共同宣言』にモペッ・サンクチュアリ・ネットワークとして賛同し、国内20の賛同事例の一つとして取り上げられました。
宣言は、11月9日に環境省に提出されたとのことです。

宣言と賛同事例の全容につきましては、
以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.jelf-justice.org/prefecture-map/jucon-box.htm

(以下、宣言文のみ掲載)
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「CBD-COP10 開催国日本の開発行為に対するNGO 共同宣言」
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の議長国である日本政府は、「ポスト2010年目標(新戦略計画)の原案」パンフレットを下記サイトで公開している。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/seibutsu_tayosei/pdfs/post2010.pdf

この原案(2010年9月26日現在)には、次の五つの戦略目標が掲げられている。
戦略目標A・生物多様性の損失の根本原因に対処する
戦略目標B・生物多様性への直接的な圧力を減少させる
戦略目標C・生物多様性の状況を改善する
戦略目標D・生物多様性の恩恵を強化する
戦略目標E・能力構築などを通じて条約の実施を強化する
その上で、《全ての人々が生物多様性の価値を認識する、生物多様性の価値を政府の計画に組み込む、生物多様性に有害な措置を廃止する》など20項目の目標をあげている。

また「ミッション(短期目標(2020年))」として、次の2案を掲げている。
案1 生物多様性の損失を止めるための効果的かつ緊急な行動を実施する
案2 効果的かつ緊急な行動を実施することにより、2020年までに生物多様性の喪失を止める

さらに「ビジョン(中長期目標(2050年))」として、《この戦略計画のビジョンは、「自然と共生する」世界であり、すなわち「2050年までに、生物多様性[自然資本]が評価され、保全され、回復され、そして賢明に利用され、それによって健全な地球が維持され、全ての人々に不可欠な恩恵が与えられる」世界である。》と記している。
このための取り組みを「里山イニシアティブSatoyama Initiative」と名づけて、COP10 議長国である日本が地球規模で今後の条約の関連活動に盛り込もうとしている。

しかし、日本政府は国内でその立場や戦略目標と矛盾した数多くの政策を行っている。生物多様性のホットスポットである沖縄本島北部東海岸の辺野古沿岸海域と大浦湾を埋め立て米軍海兵隊飛行場とする事に代表されるように、生物多様性を次々と破壊してやまない。また、外国における政府開発援助(ODA)などで、この戦略目標に反する様々な事業を行っている。
日本発の取り組みとして「里山イニシアティブ」など、あたりさわりのない政策に終始し、貴重な生態系の破壊を放置して生物多様性破壊事業を止めない事は問題である。

次頁以降にこれらの生物多様性破壊事業を具体的に列記し、COP10 参加国や参加NGO に知らしめるとともに、直ちに当該事業を見直し、COP10 に掲げた戦略目標を達成するよう日本政府に求める。(また、当該事業の中止を求めることに賛同するNGO 団体の署名も添付する。)

2010年10月25日
「COP10におけるNGO共同宣言」・賛同者一同

「先住民族サミットinあいち」特集記事(10/31)より

COP10に合わせて開催された
「先住民族サミットinあいち」の特集記事が
10/31の朝日新聞日曜版に掲載されており、
その中に、畠山敏さんの報告の要約も、掲載されていました。

漁師として 命を育む摂理感じる
(2010/10/31 朝日新聞日曜版)
写真入り記事→Googleドキュメントへリンク/713KB

なお、
11/12に北大で行なわれた
「先住民族サミットinあいち2010報告会」(※)でも、配布されました。
 ぜひ、ご覧ください。

(※)先住民族サミットinあいち2010報告会
 -先住民族から見たCOP10(生物多様性条約国会議)-

主催:世界先住民族ネットワークアイヌ(WIN-AINU)

2010年11月7日日曜日

環境大学 第1講「ゴミはどうする?」開催しました(11/4)

11/4(木)、紋別市民会館にて
環境大学第1講「ゴミはどうする?」が開催されました。
(主催:「環境大学」実行委員会)

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産廃問題の専門家、藤原寿和さんが講演
 ~「完全な処分場はつくれない」 
(2011/11/6 北海民友新聞)
 ※写真入り記事→Googleドキュメントにリンク/138KB
 ※紙面記事全文→ 〃 /1.18MB

 世界各国で環境問題が大きくクローズアップされ、ゴミを出さない循環型社会づくりも大きな課題となっている。紋別市では(株)リテックの産業廃棄物施設の建設が始まり、紋別市の一般廃棄物処理場でも新たな処分施設の計画が進められているところ。地域住民でつくる「環境大学」実行委員会(鈴木啓太代表世話人)は4日、全国産業廃棄物問題ネットワーク代表の藤原寿和さんをゲスト講師に招いた自主学習会「環境大学第1講」を市民会館で開催。全国各地のゴミ処理施設の現状について学び、処理施設が抱える潜在的な危険性などについて認識を深めた。
 藤原さんは「もう穴を掘ってゴミを埋める時代ではない。処分場を裏庭に作ってほしくないというのは当然の思いで、エゴとは言えない」「産業廃棄物を出ないようにする企業努力が必要。埋め立てせず再利用する循環型へ切り替えることが必要だ」などと根底にある思いを述べてから様々な事例を紹介した。
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(※2010/11/9 記事全文へのリンク追加しました)

アイヌ民族復権の運動、記録映画に

アイヌ民族復権に取り組む 畠山さん追い記録映画に 
写真入り記事→Googleドキュメントにリンク/8.94MB)
 藤本監督 来年1年、紋別で撮影
(2011/11/2 北海道新聞)

【紋別】十勝管内新得町の映画監督藤本幸久さん(56)が道アイヌ協会紋別支部長で民族の権利回復運動に取り組む畠山敏さん(68)を追ったドキュメンタリー映画の撮影を始めた。来年1年間は紋別に滞在して畠山さんに密着する。アイヌ民族は「道内に移り住んでから意識してきた大きなテーマ」と語り、決意を示している。(竹中達哉)

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 藤本さんは三重県四日市市生まれで早大卒業後、東京でドキュメンタリー映画の制作に携わった。1995年に新得に移住。米軍基地問題などを取り上げ、戦争と平和について問題提起をしている。
 藤本さんは権利回復運動について「民族が虐げられた歴史を痛みを伴う感覚で見てきた。ずっと向き合いたかった問題」と述べる。
 紋別市元紋別に建設中の産廃施設をめぐり、建設反対派の住民らが9月下旬に札幌で開いた決起集会に参加。「建設地はアイヌ民族の聖地」と訴える畠山さんの主張に聞き入り、質疑応答の時間に「産廃問題を含めて、アイヌ民族の活動を撮りたい」と公言した。
 10月上旬に紋別を訪れ、早速、畠山さんと産廃施設の建設地に赴き、カメラを回した。
 畠山さんはアイヌ民族伝統の捕鯨法の復活や藻別川のサケ・マス資源管理権の獲得を国や道に求めている。映画制作については「なかなか口にする機会がない自らの思いを形にしてもらえるのがありがたい」と歓迎する。
 藤本さんは来年、撮影スタッフと紋別入りし、撮影を本格化する。映画公開は再来年以降を予定。「四季を通した命の営みと産廃問題の行く末をじっくり見ていきたい」と話している。

2010年11月2日火曜日

第1回 アイヌ民族の「先住権」学習会のご案内

アイヌ民族の「先住権」学習会 ~連続講座でやさしく学ぼう~(入場無料)
 (案内チラシ…Googleドキュメントにリンク/56KB)

【と き】2010 年11 月5 日(金) 18:00~
【ところ】札幌市ボランテイア研修センター第1 研修室
     (リンケージプラザ)中央区北1条西9丁目
【テーマ】第1回 先住権って、何?
【スケジュール(予定)】
 18:00~19:00 学習会/講師:市川守弘弁護士(※)
 19:00~20:30 質問、懇談
 20:30 終了
 (※)いちかわ・もりひろ 
  1954年、東京都清瀬市生まれ。弁護士になり、86年から札幌に住む。
  自然を守る道民でつくる北海道自然保護協会の副会長。
  環境問題、人権問題、道警の裏金などを手がけた経歴は、多くに知られている。

【主催】アイヌ協会札幌支部(国際・人権部)
     札幌市南区小金湯27 番地/℡011-596-1610