mixiチェック モペッ・サンクチュアリ・ネットワーク: オホーツク・紋別 ESDセミナー 2012

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2012年2月7日火曜日

オホーツク・紋別 ESDセミナー 2012

海と大地の声をきく
~3.11震災後を生きる私たちに問われるもの~


 北海道と呼ばれる前のこの島は、人が自然に抱かれて生きる「人間の大地(アイヌモシリ)」でした。無限の恵みを人に与え続けた森・川・海は、いま、人間たちの知恵と勇気を持って守らなければならないほど傷ついています。森から海へ生き物たちに命の糧を運び続けた水が、降り積もった放射能や有毒人工化学合成物質まで運び込む時代を迎えてしまった私たちは、これからどこに向かって希望の手がかりをつかんだらよいのでしょうか? 一度立ち止まってご一緒に考え、語り合ってみませんか?

◆日時
2012年2月18日(土)
   10:00~18:30  

◆会場
紋別市オホーツク交流センター・多目的ホール
 紋別市幸町5丁目24-1 TEL.0158-24-3900 
 *紋別バスターミナルの建物内にあります

◆入場無料

<プログラム>
第一部 海と魚と放射能汚染 10:00~12:00
セミナー開催趣旨の説明
DVD上映会 水口憲哉 東京海洋大学名誉教授「海の汚染、魚の汚染」
話し合い~DVDを観て~

(12:00~13:30 昼食タイム)

第二部 森・川・海のつながりと漁業 13:30~15:20
講演1「森林・河川改変が海洋生態系と漁業に与える影響」
お話:佐々木克之さん(北海道自然保護協会副会長)
講演2「被災漁師の“森は海の恋人”運動」
お話:畠山信さん(気仙沼在住・NPO法人森は海の恋人副理事長)

(15:20~40 休憩タイム)

第三部 アイヌ漁師畠山敏と海 15:40~18:30
講演3「国連宣言が日本人の常識になるまで」
お話:畠山敏さん(北海道アイヌ協会紋別支部長)
全体での話し合い
コメンテーター:上村英明さん(市民外交センター代表)

●講演者プロフィール
佐々木 克之さん
 1942年中国・満州(現中国東北部)生まれ。理学博士。1971年~2002年、水産庁(現独立行政法人水産総合センター)中央水産研究所に勤務。2002年定年退職。現在、北海道自然保護協会副会長。共著書に『有明海の生態系再生をめざして』『沿岸の環境圏』など。

畠山 信さん
 1978年8月気仙沼市生まれ。CWニコルが実習長を務める専門学校に入学。財団法人屋久島環境文化財団屋久島環境文化研修センターにおけるインストラクターを経て、6年前に故郷気仙沼に戻り牡蠣の生産者となる。2009年5月、NPO法人森は海の恋人を設立。環境教育事業を柱に持続可能な地域づくりを目指している。

畠山 敏さん
 1941年生まれ。15歳から船に乗り、漁業一筋に生きてきた。50代半ばでアイヌの血に呼び覚まされて、伝統文化継承活動やアイヌの精神文化の気高さを学び始め、地元の小中学校に招かれてアイヌの人権と歴史を子どもたちに語りかける授業を重ねている。北海道アイヌ協会紋別支部長。アイヌ民族伝統生存捕鯨協会会長。

●インタビュー出演(DVD)
水口 憲哉さん
 1941年中国・大連生まれ。東京海洋大学名誉教授。農学博士。人と魚と水の関係学専攻。1970年より、原子力発電所、火力発電所、ダム建設、ゴルフ場など開発に揺れる全国各地の漁村を行脚し、漁民たちの研究会に数多く参加。地元夷隅東部漁協の組合員となり、最近は外房の漁業の調査を行なっている。近著に、『食品の放射能汚染 完全対策マニュアル(別冊宝島)』(共著)、『これからどうなる海と大地~海の放射能に立ち向かう』など。


<主 催/お問合せ先>
NPO法人 さっぽろ自由学校「遊」(担当 小泉) TEL.011-252-6752 syu@sapporoyu.org

<協 力>
紋別平和運動フォーラム/北教組紋別市支会/北海道アイヌ協会紋別支部/モペッ・サンクチュアリ・ネットワーク

*このセミナーは、地球環境基金の助成対象事業です

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