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2010年10月7日木曜日

9月29日リテックが起工式を行いました

起工式が、9月29日に行われました。

地元町内会は、9月17日付けで、
㈱リテック及び紋別市長あてに、公害防止協定案を提出し、
話し合いの場を設けることを求めましたが、
もとめた期日までに、
その機会を設けるという回答を得られませんでした。

そのため周辺住民の多くは、起工式へは不参加。
当日、周辺住民の参加は3名(建設反対者含む)でした。



◆地元町内会による公害防止協定案
(2010/9/17)


㈱リテック社長 様
紋別市長 様

2010917

元紋別第一町内会


私たちと三者による公害防止協定締結のための話し合いの場を設けてください。
 豊岡(正しくは「丘」)川水源域に建設の始まった産廃処理処分場について、取り直しのつかない環境汚染への不安と恐怖をぬぐえないままでいる私達が、最低限安心・信頼できる条件を「協定案」として添付しますので、話し合いの場を設けるかどうか、起工式出欠返信しめ切り日の922日以前にご回答お願いします。式典の出欠の判断とご連絡は、そのご回答の内容を確認した後にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。




(添付資料)


公害防止協定書(案)

元紋別第一町内会


(前文)紋別市元紋別241番地に建設中の「紋別産業廃棄物総合処理施設」について「地元住民」(元紋別第一町内会)と株式会社リテックと紋別市の三者は、市内外の塵業界から排出される廃棄物への多種多様な化学物質の含有・付着・混入が避けられないという現状を認め、埋め立て最終処分地そのものが今後周辺環境にとって重大な汚染源になる可能性を持つという共通認識のもとに下記の公害防止協定を締結する。
 この協定書は人為ミスとテンサイトを問わず「孫子の代に公害を遺してはいけない」という三者共通の目的のために作成するものである。(文中の「住民は元紋別第一町内会をさす」

1.水質・魚体検査
       放流水、地下水などのリテック社による定期検査とは別に「住民」の指定する第三者機関に水質と魚体の有害物質濃度等の抜き打ち検査を依頼し、結果を「住民」にすみやかに報告する。
2.立入調査
紋別市は常時監視体制をとるとともに、「住民」および「住民」の指定する第三者機関の施設への立ち入り調査を随時認めて、その費用などを保証する。
3.三者協議
施設の建設・操業に関して、三者のうち一者が申し出ることによって、紋別市が仲介する三者協議を開かねばならない。
4.閉鎖後の監視
道が施設閉鎖届を受理した後も、「住民」が認めるまで市の責任で「住民」の指定する第三者機関に依頼して水質調査を続ける。
5.補償方法
環境中に有害物質が流出する事故が発生した場合の被害調査の方法や補償の方法については、三者協議で具体的に確認しあわなければならない。

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起工式の様子について、地元紙が報じています。

◆産廃処理施設、本格工事スタート~元紋別の山中にリテックが建設
(2010/9/30 北海民友新聞)
 株式会社リテック(佐藤伸也社長)が元紋別の豊丘地区に建設する産業廃棄物総合処理施設の工事が本格スタートすることになり29日、その安全祈願祭が工事現場の山中で行われた。一次産業のまち紋別市にとって重要な施設であることから宮川良一紋別市長、知見喜美男紋別商工会議所会頭、阿部滋紋別漁協組合長、池田彰北見信金理事長ら約70人が集い、工事の安全を祈った。環境問題や先住民族の権利の観点などから一部住民やアイヌ協会紋別支部が反対を表明している同処分場だが、あいさつに立ったリテックの佐藤社長は「ようやく着工にこぎつけ感無量。責任の重さを実感している」と決意を述べた。23年11月頃完成。本格稼動は24年4月の予定。
 同処分場は埋立て式の管理型最終処分場を中核に、堆肥化処理、汚泥脱水処理、コンクリート再生処理などの中間処理施設を備える。汚泥、動植物性残さ、木くず、コンクリートくずなどを扱う。ホタテのウロなど動植物性残さは中間処理施設で再資源化され、資源化できない一部の廃棄物を埋立て処分する。敷地面積は約41ヘクタール。
 リテックによると施設から出る汚水は全て浄化処理を行い、国が定める排水基準値よりさらに綺麗な水質まで水処理を行など、環境面に配慮した最新の技術を導入しているという。
 リテックの申請を受けた道が審査し、今年7月に設置を許可した。8月には道から開発許可も受けている。
 安全祈願祭では関係者らが祭壇に玉串を奉納、佐藤社長らが鍬入れを行った。


以上

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